雑記

江古田飲食評価2

きょうは定食系の店。なお、星は五つが最高で、あくまで個人的評価です。 「洋庖丁」:☆☆☆ 自称B級グルメの店。700円前後の定食が並ぶが、ほとんど全てがフライパン料理か揚げ物。総じて味付けは濃く、汗を流す人向けの味。セットの豚汁には旨みがない。…

江古田飲食評価1

ぼくの第二のふるさと、江古田の飲食店についてメモ。書いておかないと忘れてもう一回行ってしまったりするので。なお、あくまで個人的な評価です。 きょうのところはラーメンについて。 「どっと屋」:☆☆ 二郎系のラーメン。食べたことがあるのは「ラーメン…

K-1GP2004開幕戦

ここ一年くらい、ぼくは格闘技の不可能性をあらわすひとつの極端な例として曙に注目している。 というわけでレミー・ボンヤスキーvs曙の一戦だが、ある意味期待通りのKOによって*1、今回も曙は勝つことができなかった。 曙太郎の語る「精神性」みたいなもの…

RPGについて

別にそれほど深い感慨ではないのだけれど、最近のいわゆるライトノベルの隆盛やその周辺をめぐるいくつかの批評などを見ていると、そこにそれとない「欠落」を感じることがある。 それはゲーム、なかでもRPGのナラティブに対する言及の少なさである。 もちろ…

『珈琲時光』その他

昨日は『珈琲時光』(監督:ホウ・シャオシェン)を見た。 「小津安二郎の生誕100年を記念」した作品ということで、今回は、見る前からぼく自身が最近拘泥している「物語」や「ドラマ性」についてはいったん頭の中から取り払っていたため、ゆったりと楽しい…

醜いもの

断定してもいいことだが、安易さは醜い*1。 最近のニュースから。 11日午前11時45分ごろ、千葉市若葉区西都賀3丁目の市道で、2人組の男が、車いすの同市稲毛区の無職女性(40)を路地に引き込み、ナイフのようなものを見せ「金を出せ」と脅した。…

パーティー用の文章

来月結婚の披露パーティーを開く友人カップルから、そのパーティーのパンフに載せる文章を頼まれた。「ぼくたちの歴史を一番よく知っているのはお前だから」とのこと。即答で引き受けたものの、二人が付き合い始めたのはもう8年も前のことで記憶も曖昧だし…

とんかつ日和

発作的にとんかつが食べたくなり、いままで入る機会がなかった池袋「ほんきや*1」へ。 黒豚ロースかつ定食を頼む。 雑居ビルの二階という立地の外見に似合わず、店内はとても清潔な印象。少し音楽のボリュームが大きい感じがしたが、それは一人で行ったせい…

読んだ本のメモ

『パレード』(吉田修一:幻冬舎)。 あるマンションで暮らす5人の若い男女の物語。5人それぞれが話者である5つのパートからなる。 印象に残った部分の抜粋。 「笑っていいとも!」ってやっぱりすごいと私は思う。一時間も見ていたのに、テレビを消した途…

おばさん嫌い

きょうは早めの昼食を池袋の小さな中華屋でとった。 で、注文したチンジャオルースー丼が出てきて勢いよくそれをかっ食らっていると、客として入ってきたおばさんがぼくの横に立って、こっちを覗き込んできた。気にしても仕方がないので食べ続けていると、 …

エアコンから自由へ

先週、部屋のエアコンが壊れて思ったこと。 暑いのが苦手なぼくは冷房が効かなくなると何もできなくなってしまって、日記の更新どころか各種本当にやらなくちゃいけないことにまで手がつかなくなる。 でも空調設備が整っていなかった時代というのはそんなに…

anan のカラダ特集

友達が置いていったanan(マガジンハウス)をめくる。 ぼくはこの手の雑誌(の男子版)を読んでいた記憶がほとんどなくて、もっと全然「ファッション」よりのメンノン*1とかも10代を通り過ぎてからは買ってない。実際服とか、もうブランドやショップが決ま…

日テレ嫌い

きょうは調子が悪くてどうにも飲みに行く気分にならなかったので、誘いの電話がある時間帯に携帯の電源を切っておいた。最近は嘘をつくのも面倒になっている。夏の暑さのせいかな? 夏の暑さのせいだ間違いない。 そういうわけで、部屋でぼんやりしつつテレ…

曙太郎は夢を見る

あーうー言ってるうちに盆も終わってしまった。 盆前に考えてたことの絡みでいくと、PRIDEグランプリも新日のG1もオリンピックの陰に完全に隠れたままで終わってしまったし。 今回のPRIDE(の結末)は、完全にこのあいだまで書いていた[K-1の終焉]の文脈の中…

昨日の今日でまたという感じなのだけれど、サッカーアジアカップでの中国観衆の一連のブーイングに関して、こんなニュースがあった。 河村文部科学相は閣議後の記者会見で、「スポーツに政治的なものを持ち込まない大原則について、中国政府も十分対応してほ…

国歌について

ぼくは「健全なナショナリズム」という物言いを認めない人間の一人だ。 ナショナリズムの存在や、それが人々の心や考え方の「ひとつ」のフレームになっていることを否定するつもりはまったくない。だいたいそんなことは不可能でもある。 だけど、それがもつ…

批評の中心

25年以上も前、詩人の谷川俊太郎は盟友である大岡信との対談の中で次のように述べている。 (いまではそういう意味での批評に疑問を感じはじめてはいるが)ただそれでも、批評の基本にあるのは趣味という、ほとんど外から規定できないような好悪の感情であ…

興味のあることを整理した覚え書き。これは同様に、(ぼくにとって)いまの社会を把握するための複数の中心点だと考えられることでもある。・ロマンティシズムはいかにして回帰するのか ドニ・ド・ルージュモンが指摘した、制度と情熱との相克のテーマ性は現…

読んだ本のメモ。 『反社会学講義』(パオロ・マッツァリーノ:イースト・プレス)。 わりと話題になっているらしい本。webでの連載を読んでなかったこともあり、なんとなくで購入。書名に反して実に軽やかな本。おもしろく、それなりに笑えた。こういった内…

読んだ本のメモ。 『武蔵野水滸伝』(山田風太郎:富士見書房)。 山田風太郎はずいぶん読んだけれど、この作品は抜けていた。というわけで上下巻集中して読了。感想としては、風太郎の忍法系(というか、妖人系)の作品の中でも群を抜いた、凡作。あいかわ…

読んだ本のメモ。 ずいぶん前に買ったウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』(岩波文庫)が積んだままになっているのを見つけてページを手繰ったのだけど、あいかわらず暗号文を解読するようにしか読めなくて、もうこのままではちっとも進む気がしなくなっ…

読んだ本のメモ。 『自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学』(真木悠介:岩波書店)。 勉強。ダーウィンもローレンツもドーキンスも読んだことがないのはいかがなものかと思い、でもそれぞれの著作にあたる情熱もないぼくが、生物社会学について簡単に知ろ…

読んだ本のメモ。 『ルーマン 社会システム理論』(ゲオニク・クニール、アルミン・ナセヒ:新泉社)。以前、社会システム理論についてなんにも知らないのもどうかと思って買ったまま「積ん読」状態だった、ルーマン理論への入門・概説書。分かりやすくて読…

読んだ本をメモ。 小説。『モンスターフルーツの熟れる時』(小林恭二:新潮社)。小林恭二はずっと前に読んだ『ゼウスガーデン衰亡史』以来の二冊目*1。連作短編という形なんだろうか、これは。各章の語り手は同じ(「わたし」)で、それを通して語られる各…

読んだ本のメモ。 昨日も少し触れた『不純異性交遊マニュアル』(速水由紀子・宮台真司:筑摩書房)。2002年の刊行ということだが、現状認識はたいして色あせてはいない気がする*1(この手の話題は急速に古びてしまうので)。 ぼくが気になったのは、[…

ここの数日で読了した本をメモ。忘れてしまうから。 まず、『サイボーグ・フェミニズム 増補版』(巽孝之編:水声社)。所収された論文のなかではやっぱり、ダナ・ハラウェイの「サイボーグ宣言」が興味深い。というか、それを中心にして、あとは反応した論…

暖かくなってくると、頭も「ぼんやりすること」を当然の権利のように主張するようになって、もとから自由意志を信じていないところがあるぼくは、それに流されるように流れるように従ってしまう。こういう場合の「頭」っていうのはもちろん「精神」ではなく…

気づけばすっかり桜も散っている。ひさしぶりの更新。あんまり間を空けると自分が不安になるので、とりあえずいま考えていることをメモ。 ひとつは、前からの流れで「世界」について。 「世界」をどのようにして「定義するか」ということ(試み)には、あま…