○○にあって××にないもの

パラパラと偏見ですが、 ユニクロにあって無印にないもの、それは思想だと思う。 (ゲームとしての)サッカーにあって野球にないもの、それは時間だと思う。 ジーコにあってジーコJAPANにないもの、それは思想としての楽観主義だと思う。 で、総体としてのジ…

一年がたって

まったく、時の流れというのはずいぶん長いようで、前の書き込みからほとんど一年がたっている。これだけほったらかしにしていたというのは自分でもびっくりするもので、一年前はほとんどこれを書くことだけで時間のリズムをとっていたはずなのだけど(それ…

メディアの新しい形について

まあだいたいこんなところだろうと思っていたあたりに落ち着きそうなフジテレビ・ライブドア問題を見ていると、何が新しい(マス)メディアの形なのか、誰が新しさを担うのかということについて、まったく光が感じられなくなる。おそらく、ライブドア社長は…

配置する

日記代わりにつけるはずだったはずのこのブログも時間がなくてなかなか更新できない。 もともと、誰かに見られる(かも)しれないっていうことを「縛り」にして自分の生活をちょっとだけ規則的にしていこうっていう試みだったのだけど、去年末から再開した毎…

「つんく♂」について考えてみたら

ヒマな時間のつぶすときについ寄ってしまうのがぼくの場合本屋と電気屋*1で、昨日も買い物ついでにビックカメラへ。 DVDとかのソフトコーナーでなんとはなしに物色していたのだけど、平積みの一角から「かっちょいいぜ、かっちょいいぜ」という声が聞こえ、…

席を勝手に決められて

ヒマなんで出かけようと思って月曜日だと、ちょっと気になっていた美術展とかはぜんぜん見られないので、しかたないから映画へ。昨日のことである*1。 で、近場の池袋で『ローレライ』を見たんだけど、その映画館が問題だった。 わりと人気があるらしく、平…

バカな政治家は落とそうリスト

ニュースを見てたらこんな記事が。 文部科学省の下村博文政務官は6日、東京都内で地方議員らを前に講演し、中山文科相の昨年11月の「歴史教科書から従軍慰安婦や強制連行という言葉が減って良かった」との発言を支持する考えを明らかにした。(中略)また…

仮にひとつぐらいメディアが死んだとしても

起きてテレビをつけたらフジテレビVSライブドアを扱っていた。 TBSの「サンデー・ジャポン」である。 寝起きでぼんやりしてたのでチャンネル変えずにしばらくボーっとしていたのだけど、そこでのパネラーのトークの内容が余りにひどかった。一人くらいまとも…

トラウマなんて、知ったことか

最近読んだ本と映画のメモ。 斎藤環『心理学化する社会』(PHP)。タイトルの通り、精神分析の「言葉」が社会を覆っている現状についての批判の書。いまのぼくには、それほど目新しい論点はなかった。ぼく自身が「トラウマなんて、知ったことか」ってタイプ…

MSに対する当たり前な

http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050221104.html 当たり前すぎる意見。 同氏によると、マイクロソフト社は2005年下半期中にウイルス兼スパイウェア対策製品を発売する可能性が高いという。これについても、「マイクロソフト社の最優先課題…

崩れていく速度

ひさしぶりに書いた昨日の分を読み返してみたら、なんというか、奥歯に物がはさまったようなキレのなさ。もともと、「さび付いているのを落とすため」のリハビリとはいえ、なんだかなあと思う。表現もおかしいし。まあ、直さないけれど。 新聞から。 http://…

「視角」について

何かを書くのもひさしぶりだ。 まったく、ちょっと疲れると寝てしまうのはぼくのよくないところだとしみじみ思う。いつもは「しみじみ」しただけでよしとしてしまうんだけど、習慣を完全に失うのも悲しいので今日はリハビリという「つもり」がかなり大きくな…

滅びることについて

ぼーっと会社員的な日常を送っていて時折愕然とすることは、話題にするようなことが起きないことや世界が狭いということなどではなくて、ぼくの場合、その日やることが決まっているということ、というか「毎日やることがある」というそのことだったりする。 …

『北の零年』

新年早々バテバテだったりする。 諸般の事情から、去年の終わりから会社員をはじめたんだけど、やっぱりどうも身体に合わない。親しい人間からはすでに何年も前から「社会不適合者」の烙印を押されているわけだけど、まったく、役者なぼくはなんでもそこそこ…

書きそびれたこと

2005年になった。クリスマスも大晦日もきちんとした記憶がないというのに、まったく、困ったものだ。考えてみれば去年は身の回りで困ったことばかり起きていた気がするし、そういったことへの防衛本能が記憶をものの見事にかき消してくれたのかもしれな…

『南十字星』

ぼくはミュージカルというのが食わず嫌いで、いままで何かそういうものを見た記憶がないのだけど、先週ちょっとした友達関係上の付き合いというやつで浜松町へと足を運んだ。劇団四季のオリジナルミュージカル『南十字星』を見るためである。 で、見た。感想…

『雲のむこう、約束の場所』(2)

総合病院、耳鼻咽喉医院、歯医者と、ここのところ医者をハシゴ状態。ここ何年も医者にかかったことがなかったので、どうも勝手が分からず居心地が悪い。もっとも、医者にかかって心地いいなんていうのはあんまりないのだろうけど。ウチじゃ聞いてもらえない…

『雲のむこう、約束の場所』(1)

何度か風邪をひいて、また調子が悪くなっておとなしく横になっていたら違う病気だった。病院にいって、違う診察科薦められて、そこで診てもらって分かった。 病院とかいかない限りは、「ぜんぶ風邪」なんだよね。名前を付けるとか、名前が付くことの意味って…

費用対効果

どうも調子が悪く、日記すら書けない。 このかん見た映画は、『雲のむこう、約束の場所』と『オールド・ボーイ』、読んだ本は柴田錬三郎『江戸っ子侍』と大塚英志『物語消滅論』。積読のボリュームは着実に増えている。せめて映画だけでもはやめに感想を書い…

嫌いな新聞

嫌いな新聞社というのがあるわけじゃない。ただ、嫌いな記事というかおかしい記事というのは確かにあって、そういう記事が「多い」のはたいてい同じ新聞社だったりする。ここでぼくが「おかしい」というのは、例えば視点が狭いとか、その方向が偏っていると…

読んだ本のメモ

金子勝、アンドリュー・デウィット、藤原帰一、宮台真司『不安の正体!』(筑摩書房)。内容的にはそれほど目新しさはないけど分かりやすい内容なので、まあ「アメリカとか日本とか、政治とか経済とかいうんだったら、これくらいは読んでおいてそれから話し…

いまさらセカチュー

このあいだハタチの女の子と少し話をする時間があった。 そのときに最近見た映画やドラマの話になったのだけど、ぼくはあんまりドラマは見ないしその子はあんまり映画とかに詳しくない感じだったので、いまさらながらに『世界の中心で、愛をさけぶ』で話を振…

つくば市長選、再び

昨日ひさしぶりにここを更新したら、見覚えのないリンク元からのアクセスが増えていることに気がついた。追ってみると、どうも「つくば市長選挙」に関して書いた日の内容が2ちゃん系の街板にさらされていたらしい。誰が書き込んだのかはだいたいのところ見…

『SAW』

それほど注目もしてなかったんだけど、ちょっとタイミングあったので『ソウ(SAW)』(監督:ジェームズ・ワン)を見る。以下、ちょっとした感想。ネタバレあり。 メインの舞台は二人の男が鎖につながれたタイル張りの広いバスルームであり、一見その状況設…

米大統領選挙私見

ブッシュが勝った。 これでまたアメリカは、「決まったことには従う」あの微妙な誠実さでもって、オリンピックイヤーまでの四年間を歩み続けることになる。再びアメリカの外にいるぼくたちは、「アメリカ」と「大統領」とを同一視して四年間過ごし、そしてお…

プロジェクトM

この「プロジェクトM」に至るくだらない経緯についてはこちらをご覧ください。 <目的> プロジェクトM。その目的はただひとつ、「20代後半にさしかかったモテない司法浪人Mにとって、出会い系サイトは果たして出会いの場になるのか」を探ることである。M…

『コラテラル』

先日観た『コラテラル』(監督:マイケル・マン)の感想。例によってネタバレには配慮なし。 ひさしぶりだった。 何がひさしぶりかと言うと、見終わったあとで「これは面白かったのか面白くなかったのか」すぐにピンと来なかった映画が、ぼくにはひさしぶり…

メモ

島田荘司『龍臥亭幻想』(カッパ・ノベルス)。 『コラテラル』(監督:マイケル・マン)。主演トム・クルーズ。 感想は早めに整理しておこう。

つくば市長選

ぼくの心のふるさと(いったいいくつあるんだか)の茨城県つくば市で11月に市長選挙がある。いまはもう引っ越したけど長いこと住んでいて、そういうのにちょっと詳しかったりすることもあって、いまも向こうに住んでる友達から「だいたいのところ教えてよ」…

イラク人質関係

こんな記事を見かけた。 不可解な香田さん「自分探しの旅」…イラク人質 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000213-yom-soci ぼくは根本的に日本での「報道の自由度」というのを認めてないのだけど*1、それよりももっと、日本のマスメディアの想…