日テレ嫌い

きょうは調子が悪くてどうにも飲みに行く気分にならなかったので、誘いの電話がある時間帯に携帯の電源を切っておいた。最近は嘘をつくのも面倒になっている。夏の暑さのせいかな? 夏の暑さのせいだ間違いない。
そういうわけで、部屋でぼんやりしつつテレビのスイッチを入れた。
ぼくは日テレが好きじゃない。
巨人が嫌いだし、読売新聞も肌に合わないし、ナベツネは興味深いけどもちろん自分の爺さんとかだったらイヤだし*1、視聴率何冠とか外にまで言わなくてもいいと思うし、フジに比べて安定志向だし保守的だし*2、それに知り合いが誰も働いていないし。
でも一番の理由は「24時間テレビ」かもしれない。
オリンピックの裏でやってるとつくづく思うんだけど、感動の押し売りっていうのは本当に鼻につく。ぼくなんかは、製作者側の演出が気持ち悪く感じるとすぐにチャンネル変えちゃうんで、結局まったくといっていいほど見ていないんだけど。
昔コニシキが24時間テレビのなんとかパーソナリティーやったときギャラが出ることに驚いたって話を聞いたことがあるけど(コニシキはこの番組がボランティアだと思ってたから)、徳光が声震わせたり誰かが走ったり(杉田かおるが走ってるというか歩いてるのをちょっと見た)、制作なんだよね。だいたい、マラソンとか何で走るのかがよく分からないし。市民ランナー間寛平のころは意味も分かったんだけど。だからフジの27時間テレビで茶茶入れられるんだ。
あと、障害ネタ*3が多いのも、それを見ている人たちとの間で、健常者(観察者)/障害者(被観察者)みたいな二項区分を思い起こさせてしまって気持ちが悪い。なにか「美しいもの」を意図的に入れようとすること、それが結局は距離を生み出すという問題に気がついているのかどうかも微妙だし。
ぼくはパラリンピックは肯定する*4けど24時間テレビは否定する。それとおんなじ理由でぼくの部屋のテレビはオリンピック中継に合わされていて、今年も24時間テレビはほとんどスルーでした。


*1:ここまで読売系列が嫌いな理由

*2:フジだって十分に保守的だけど

*3:ネタとかいうと語弊があるのかな。でもこの場合ははっきり「ネタ」だと思うし

*4:いろいろ問題もあるらしいけれど